平成28年7月よりスクール専門として移転リニューアルしました。

   宜野湾市大山2-14-6-201     ☎︎090-6861-4116新エール ろご 文字ロゴ  
 当スクールはNPO法人日本フットセラピスト協会認定校です。

☆当スクールは、NPO法人日本フットセラピスト協会認定校です。

資格についての詳細 ⇨☆

受講生の感想 ⇨☆


2015年 FMコザのビジネス天国にて

2012年01月27日

冷えとり健康法・足湯の効果

前回の記事で紹介した
足操術(フットセラピー)の創設者 寒河江徹氏の 円心五法より~


*******************



冷えとり健康法・足湯の効果


足湯をすると、足の末端や体の芯まで温まり、細く縮んでいた血管が拡がります。

血管が拡がることで、手足の末端に滞っていた血液が促進され、
全身の血行が良くなって、全身が温まります。
なかでも、内臓への血液の流れが良くなると、内臓機能を支配している
自律神経の働きが正常化されます。
自律神経が整うことで、身体中の機能が正常化されるのです。

温かい血液の流れは、血管を柔軟にし、血圧を正常化し、
流れに沿った筋肉のしこりを柔らげ、しこりやひきつれがもたらした骨格系の歪みを正します。

生命現象の根本を担う体内酵素の働きは、この状態で最良となり、
自己治癒能力のもっとも高まる状態となります。

低体温で活性を失っていた酵素が、働き始めることで、冷えた細胞に、
溜まっていた老廃物や、炭酸ガスが静脈に排泄され、
栄養素と酸素をたっぷり含んだ新鮮な血液が循環し始めます。

血液がスムーズに流れ始め、副交感神経型になったことで、
ストレス等による脳の緊張感も取れて、全身がリラックスします。

老廃物と冷えの関係を補足してみましょう。
スキヤキを例にとるとわかりやすいかもしれません。
スキヤキの中に脂肪分を含んだ肉を入れます。
そして翌日、食べ残したスキヤキを食べようと蓋を開けると、
野菜等の具に混じって、肉の脂肪分は白い塊になっています。
それを温めると、溶解して、白い塊は消えます。
しかし、冷えると再び脂肪分は白い塊になります。

人間の体も同じことで、体が冷えると血管が萎縮して、
ドロドロした老廃物が血管壁に付着します。当然血流が悪くなるので、
血圧を上げてしまいます。
 
スキヤキをすべて食べた後でも、鍋には脂肪の跡が残ります。
人間の体でたとえれば、この脂肪の跡を消すために、まずお湯につけるわけです。
足湯の保温効果で、体が温まり、血流がよくなって、老廃物の処理がスムーズに行われるのです。

人間の体には、解剖生理学から見ると血管、リンパ管、神経という循環、反応系統があります。
しかし、東洋医学では、これと異なった循環、反応系統があります。

人体には、十四の経絡(生命エネルギーの流れる道すじ)があり、
そのうち足の陽経(胃経、膀胱経、胆経)が体の上部から足先に向かって流れ、
足先で陰経(脾経、腎経、肝経)に連絡しています。足を冷やすと、
その経絡に関連する体内臟腑の機能が低下し、新陳代謝も衰えます。
臟腑の機能低下は、自己治癒能力の低下をもたらします。
特に、足の小指にあるツボを末端とする膀胱経は、
臟腑への神経が出ている身体背部の脊椎両側を上下に走っています。
このルートには愈穴(ゆけつ)という内臓に直結するツボが並んでいて、
このツボを通して、各経絡に気を巡らしているのです。

足の冷えは、膀胱経をはじめとする経絡のルートを通して、
体の中の臟腑や他の器官の機能低下をもたらします。

身体器官の機能低下は、同時に自律神経や内分泌に強い影響を与え、
その失調がいろいろな病気となって現われます。
−冷えを取る大切さ、足湯で冷えを取る。
冷え取りこそ健康を守り、他の健康法や疾病治療に優先し、
その効果を高める根本療法なのです。

寒河江 徹 著 「円心五法」より抜粋


円心五法






  • LINEで送る

同じカテゴリー(円心五法)の記事
合宿セミナーの様子
合宿セミナーの様子(2016-07-08 09:31)

健康貯蓄運動
健康貯蓄運動(2012-05-16 20:04)

日々の心と体の動き
日々の心と体の動き(2012-04-24 11:25)


Posted by エール伊佐 at 19:46│Comments(0)円心五法
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。